オレは野球はドラゴンズでサッカーはレッズファンだ。
スポーツは全般にいろいろ好きで観戦する方だが、もし人生で一つのチームしか応援してはいけないというルールがあったとしたら(そんなもん実際にはあるわけないが)、オレは迷わず母校、専修大学ラグビー部を選ぶ。

専大ラグビー部は現在、関東大学リーグ戦グループの2部だ。
かつては1部の強豪だったが、バカが監督やったりしてチームをぶっ壊して2部に転落して早10年。
その間、2部では一度も優勝できず、入替戦へ行ったのも3回だけ。ここ数年はその入替戦ともご無沙汰だ。
こうなると選手のリクルートもままならなくなってくる。

しかもリーグ戦グループの2部というのは、おそらく大学ラグビーの2部リーグとしてはもっとも過酷だろう。
立正、山梨学院、埼玉工大などが外人を擁しており、日本人のみのチームにこだわっている専修としては、ここを勝ち抜くのが難しい(なにしろアホのよーに強い外人がいるのだ。ただし今年は埼工大が最下位街道をまっしぐら。どうやらチームがぶっ壊れたようだ)。

専修は昨年はやっとこさ3位。数年前には5位、つまり下位グループに落ちたこともある(2部リーグは8校)。
長きにわたる低迷。だが、弱けりゃ弱いほど応援する方は深みにハマってしまう。

2部のリーグ戦の試合というのは競技場ではなくて大学のグラウンドでやるからね。
オレにとってラグビーというのは、もはやカネを払って観戦するものではないだな(^_^;)。
でもって、選手とも近いし声をかけたりしていると、そのうち向こうも挨拶してくるようになる。もはや選手は息子の世代だが、可愛いんだよこれが。
で、まあどんなに煮え切らない試合をしても、秋口になると今週は高尾の拓大グラウンド、来週は熊谷と関東近県をあちこちとうろつき回ることになる(ま、春は春でオープン戦、夏は菅平合宿というのもあって、これも見に行くんだけどね)。

しかし、今年は期待が大きいのだ。
というのもついにファンの悲願だった元ラグビー日本代表スクラムラーフ(前七人制日本代表監督)の村田亙が監督に就任したからだ。
昨年から大学の職員になり、アドバイザーにはなっていたのだけど今年の春までは七人制日本代表監督の活動を優先していた。が、今季からは完全な監督だ。
そして、もう合宿所のある伊勢原にべた張りで(というかもともと伊勢原体育寮勤務なのだ)学生の生活指導(ずいぶんとデタラメだったらしい)からトレーニングまで、つきっきりで面倒を見始めたのである。