立川生志真打ち披露興行3日目

立川笑志改め立川生志真打ち披露興行「…の・ようなもの」の3日目に行ってきた。
ほぼ毎回、行っている「東西落語研鑽会」にこの5月は行けなかった憂さ晴らしといったところ。
ネットで見るとこの5日間連続興行でチケットを買えたのはこの3日目だけ。昇太が出演することもあってチケットを購入。
そういえば、昇太の独演会に笑志が出演しているのを下北沢で聴いたことあるな。

ところでこの日は5日間の中でもっとも立川流の色が薄い(志ららだけ)ということもあって非常に気が楽で楽しいとは生志。この気分は北朝鮮の代表選手が海外遠征に行った時の気分だそうです。
ちなみに明日、明後日はまた立川流色が強くなり(つまり海外から北朝鮮に帰国する気分)、最終日は談志、つまり金正日が登場するそうだ(^_^;)。

さて昨日の興行、桂平治という人は初めて聴いたけど、結構、面白かったな。なんだか独特の雰囲気があってまだまだこれからもっと面白くなりそうな感じ。
五明樓玉の輔はまああれだ、テレビの感じだな。
昇太もいつも通り面白かった。だけど、めくり台に「三遊亭昇太」って書いてあってびっくりした。
一瞬、「あれっ、オレが春風亭だと思ってたのは間違いだったっけ」なんて思っちゃったぞ。
で、これは最後に生志が言ってたけど、やっぱり間違えたらしい。たくさん名前を書いてもらっていて、書く人が間違えたんだそうだ。昇太が高座に上がったところで気が付いたらしい。あわてて昇太に謝ったとのこと。なので生志が最後に登場する時、めくり台をめくると「春風亭生志」となっていて、少し間をあけてからもう一枚めくると「立川生志」に。これが生志の配慮だったわけだけど、どうやら昇太の件を客席で気づいた人はそれほどいなかったようだ。
ちなみにオレはなんだか昇太がめくり台の方に顔を向けると、「気づいてるのかなー」なんて思ってた。

さて昇太のあとは披露口上。最初に昇太が述べたんだけど、実はこのあと国立演芸場の円菊師匠の会に行かなきゃならないとかで、自分が喋るとそっちへ行っちゃった(^_^;)。実は結構、こちらの会(内幸町ホール)の時間が押してたんだな。昇太も熱演してたし。
結局、昇太のあいたところには三増紋之助が登場。最後は紋之助が三本締め。
で、そのあと三増紋之助が出てきたんだけど、面白かったよ。
なんか生志の真打ち披露興行ということでものすごく気合いが入っていて、会場の中を独楽を回しながら回ったりね。で、最後に独楽の綱渡り。紐を張ってその上を独楽が上っていくんだけど、その独楽にトトロを乗せて曲も「ト、トロ、トトロ」というやつをかけると、トトロが映画のように独楽の上でクルクル回りながら上っていくわけで、場内拍手喝采

で、トリは生志の「らくだ」。
うん、良かった。二つ目生活20年?だったけど実力はあったわけだからな(談志が真打ちにしてくれないというのもギャグになっていたしな)。噺はしっかりしていて、聴かせてくれた。

ところで内幸町ホールってキャパはあまり多くないんだけど、サイドの席がいくつか空いていた。
実はここは当日売りにしていたとのこと。昇太の話では、生志は楽屋で「ホールのチケットの売り方は難しいですね」ってそればっかり言っていたらしい(w
もう空いてるのが気になってしょうがない、と。
で、実は今日、明日も当日券はあるらしい。
ところが前売りは売り切れてるから、案外と当日券があることをみんな知らない。ということで昨日は17時半に来ても十分に入れたそうです(って空席あったんだもんな)。
ちなみに今日は喬太郎が出演、で明日は談志だよ。
当日券あるよ。