今日の営業昼飯〜ふたたび神楽坂・蕎楽亭

贅沢は敵だ。そんなことは当たり前のことである。
だけど、、、
どうしても我慢できなかったのである。つまり蕎楽亭のそばをどうしてももう一度食いたいと思ったのである。
で、行ってしまった。
だけど流石に金がそうあるわけじゃないからざるそばにした(せいろという名前じゃないんだな)。そのざるそばは900円。まあそれでも高い。ちなみに大盛りにすると200円増しである。どうするか、、、
大盛りにしてしまった。結論からいうとこれはちょっと多かった。つまり蕎楽亭は数口食べればそれで一枚というようなそば屋ではないのである。
さてしかしやっぱりうまかったな。ざるそば。
で、その前に最初に出されるそば茶がこれが結構うまいんだ。しみじみとした味があるよな、そば茶って。
でもって店の中を見渡してみる。とてもきれいで、しかも雰囲気がいい。オレは一人客だからカウンターだ。このカウンターからだとそばや天ぷらをあげているのが見える。あと稚鮎の水槽なんかも見える。この水槽はあんまり大きくはないが、稚鮎がたくさん泳いでいる。
実はオレの家の近くを流れる柳瀬川でもこの稚鮎は釣れる。それもはまればバンバン釣れる。釣り方もいたって簡単だ。けど、食えないんだな、この鮎は。鮎はたくさんいるけど、水質がイマイチなんだよ。これがもし食えるんだったら、オレも稚鮎釣りに突撃するな。だって思い立ったら5分後には釣り糸たらすことも可能だからな。

昼時の店内は客もひっきりなしに入ってくる。年輩の女性の一人客なんていうのも案外いる。
で、客がみんな嬉しそうにそばを食べてるんだ。オレにはそう見える。少なくともつまらなそうに食べている人は一人もいないな。
店の作り自体もいいのだが、そういうわけで客といったいとなって醸し出す雰囲気もいいな。

大盛りはうまかったよ。つゆは少な目だ。なのでそば湯を入れる時にはつゆはあまり残っていないが、それでもそば湯をたして飲むといい心持ちになるな。
ついでにそば茶のおかわりも頼んだよ。
さて、そんなわけでますますこの店は気に入った。
で、今度、食べてみたいと思うメニューが一つある。それは天ぷらそばだ。
島田・宮本の天ぷらそばというのはこれは絶品だ。そばのなかにエビのかきあげが入っているのだが、揚げたてをつゆにいれるので持ってきてくれるときにはぷちぷちとはじける音がする。
このかきあげをそば、つゆと一緒に食べるとまあうまい。
では蕎楽亭のてんぷらそばはどんなものだろう。これがわからない。
なにしろ季節は初夏だし、みんてざる系に天ぷらをつけて食べている。暖かいそばを食べている人はいないもんな。
ということで、どんなそばが出てくるのか。期待しちゃうよなあ。ただ品がきを見ると2,200円だ。世間の相場からすりゃもちろん高い。けど、これが宮本レベルだったら払う価値はあるな。どうなんだろう。でも昼飯に2,200円って、こりゃ3日分の昼飯代だからな。しかも昨日、今日の2日で3日分だって越えてる。どうすりゃいいんだね。給料日か。そうだな、それぐらいしかいまは考えつかないな。
とにかく今は我慢の時ということだな。
あー早く蕎楽亭の天ぷらそばを食べてみたい。